skip to Main Content

暮らしやすさの秘訣は“工夫”にあり|子育て世代のリアルな家づくり体験

これから家づくりを考えている方にとって、気になるのは「子育て世代が実際にどんな工夫をして家を建てたのか」という点ではないでしょうか。今回は、限られた敷地の中で工夫を凝らし、家族が快適に暮らせる住まいを実現したご家庭にインタビューしました。子育て世代ならではのリアルな声をぜひ参考にしてください。


Q1. キッチンをL字にした理由は?

「キッチンは私の意見でL字にしました。敷地がそれほど広くないので、限られた空間を有効に使える形を考えたんです。L字にすると動線が短くなり、料理をしていても家族の顔が見やすいんですよね。ダイニングやソファとも近く、子どもたちの様子を確認しながら作業ができます。窓を配置して光が入るようにしたことで、広さ以上に開放感が生まれました。子育て世代の家づくりでは、家事をしながら子どもを見守れる間取りがとても大切だと思います。」


Q2. 引っ越し時、お子さんは何歳?

「引っ越した時は、上の子が幼稚園の年中か年長くらいで、下の子は3歳前後でした。子どもたちがまだ小さかったので、家の中で家族が自然に顔を合わせられるような空間づくりを大切にしました。特に、キッチン・ダイニング・リビングを同じ空間にまとめることで、家事をしていても子どもたちと一緒に過ごせるのが魅力です。子育て世代にとっては“子どもが安心できる空間”が暮らしやすさにつながると感じます。」


Q3. リビングイン階段の採用理由は?

「特にこだわりがあったわけではなく、敷地の広さに合わせた結果です。限られた土地ではリビングイン階段が一番合理的でした。ただ実際に暮らしてみると、子どもが必ずリビングを通るので自然と顔を合わせられるのが良いですね。家族のコミュニケーションが増え、結果的に暮らしやすい空間になりました。限られた敷地の家づくりでは“必然的に選んだ間取り”が、後から思わぬメリットになることも多いです。」


Q4. 床材や色選びの工夫は?

「床は夫婦で相談して決めました。温かみのある色合いを選んだことで、全体が落ち着いた雰囲気になり、子どもたちにとっても安心感のある空間になったと思います。明るすぎず暗すぎない色は家具にも合わせやすく、長く住んでも飽きがこないのが魅力です。子育て世代の家づくりでは、汚れが目立ちにくく、落ち着いて過ごせる床材を選ぶのがおすすめです。」


Q5. キッチン奥のスペース活用は?

「実はあの奥は収納ではなく洗濯機置き場なんです。生活感が出やすい部分ですが、設計段階から“隠す工夫”を取り入れました。扉で目隠しすることで、キッチンやリビングにいても気にならず、空間がすっきり見えます。限られた敷地での家づくりでは“見せる部分と隠す部分”を上手に分けることが重要です。暮らしの中で自然に快適さを感じられる工夫が、長く住むうえで大きな差になります。」


Q6. 子ども部屋はどのように?

「上の子には専用の子ども部屋を用意しました。電車が大好きで、京王線のマップやグッズ、吊り革まで飾っています。父と一緒に電車イベントに出かけたり、趣味を楽しむ空間になっています。子ども部屋を“自分の好きなものを飾れる場所”にすると、子どもが自分の居場所として大切にしてくれるように感じます。子育て世代の家づくりでは、子どもの成長や趣味に寄り添う空間づくりもポイントです。」


Q7. ご家族の趣味や役割分担は?

「息子の電車好きにはパパが付き添い、妹は私が担当することが多いです。自然と“お兄ちゃん担当と妹担当”に分かれている感じですね。そうすることで子ども一人ひとりとしっかり向き合えますし、家の中でも役割分担ができてバランスが取れています。家づくりも同じで、家族の生活スタイルを考えた設計にすることが大切だと思います。」


Q8. トイレに採用した工夫は?

「トイレには“エコカラット”を採用しました。匂いや湿気を吸収してくれるので、常に清潔な印象が保てます。特に男の子がいる家庭では匂い対策が必須なので、設計段階で取り入れてよかったと思います。見た目もタイル調でおしゃれなので、機能性とデザイン性を兼ね備えられる点も魅力です。小さな空間だからこそ、こうした工夫が子育て世代の暮らしを支えてくれると感じます。」


Q9. 家族の楽しみと暮らし方は?

「妹はベイマックスが大好きで、人形を飾っています。ディズニーランドにもよく行き、家族の楽しみの一つになっています。家づくりは単なる住まいづくりではなく、“家族の思い出を育む場所づくり”でもあると実感しています。趣味や遊びを楽しめる空間があることで、子どもたちにとっても特別な思い出になりますし、家族の絆も深まると思います。」


Q10. 家づくりを振り返って思うことは?

「振り返ると、限られた敷地の中でどう工夫するかが最大のポイントでした。リビングイン階段やL字キッチンなど、“仕方なく選んだ”間取りもありましたが、結果的には暮らしやすさにつながっています。家づくりは理想通りにいかないことも多いですが、その中で家族にとって大事な要素を優先すれば自然と満足できる家になります。子育て世代は“完璧を目指すより工夫すること”が成功の秘訣だと思います。」


まとめ

子育て世代の家づくりでは、限られた敷地をどう活かすか、生活感をどう隠すか、そして家族との時間をどうつくるかが大切です。今回のご家庭のように、工夫次第で理想の暮らしに近づけることができます。これから家づくりを考える方は、ぜひ間取りや設備選びの参考にしてみてください。

Back To Top